06082021

7:20起床。朝ごはん、納豆とキムチと生卵をまぜたもの、味噌汁。酒飲んだ次の日の味噌汁はどこかに忘れてった体の一部やった気がする。酒を飲みながら体の味噌汁を失っていたのかもしれない。これは摂取ではなく補充なのです。


出勤後、後輩ちゃんに今日のスケジュールをお知らせするときに「印刷会社屋さんに行きます!」と伝えると二人とも同じタイミングでガハハとなったのは、会社と屋さんは一緒にしちゃんいかんかったはずだということを同時に確認したからで合ってると思う。印刷会社屋さんで打ち合わせをし、紙を買い、帰り嫌いなタイプの日差しを感じたので自分の体で最も日焼けしたくない部分を瞬時に考え、首が痛い人のポーズで素早く歩く。通りかかったパン屋さんでアイスコーヒーを購入。バスまで若干の待ち時間があったので、母親にパンもついでに買っていこうかと電話をすると、店内を見てパンを選びたいというのでビデオ通話に切り替え、大騒ぎ。クロワッサンはいくつ種類があるのかと言うので、ひとつひとつ指示通りに映したが一通り撮り終えたあとに「文字は読めへんからわからん」で終わる。予定のバスを逃す。終着駅にある画材店で筆ペンとまた紙を買う。私は絵が描けないのに、描こうとしている。
大荷物でパンを無事持って帰ろうとするのってこんなにも難しかったかな〜としながらようやく事務所についたときには本日のタスクを全て忘れてました。

 

美しいからほしい、美味しいから好きとかはもうよくて、似たものの中で順位をつけられることに興味がない。言い出したその口のこと途端につまらなく思う。欠点だらけ、万年最下位のあまりもの、でもどうしてもそれがいい、非常に個人的な嗜好に基づき選ばせていただきたい、にしか納得しなくてよくないですか。
周りから理解されなかろうが、私は好きを理由に選択したものが間違ってても全く構わなくて、なんならすでに間違いだらけかも。そのため、非難されるか、非難する勇気のない奴に妬まれるか、決別決め込まれるかですけど、
でもね、だからこそ'あなたは間違ってないよ'と認められたあの時のこと。あの魂が震え上がるような喜びを私は知ってる。長いこと抱きしめてる。あの瞬間に出会うために自分を無闇にゴミ箱にいれないように注意してる。

 

勇気を出す最中に、二度と味わいたくない恐怖のことを思い出しては泣いてしまうくらいなら、諦めればいいのにと私ですら思うけど、そうさせないのは自分でも他人でもなく愛のためならやるしかない!KANだし勝つの!あたしたち!

かっこいい人がかっこいいままであり続けてくれるなら導きだと勘違いしてでも私は私で休みなく戦うしか無い。勝たなくていいから負けない。
迷惑ですし、ダサいです、痛そうだし、大人気ないといわれようと、たとえ敵が過去や未来の負け戦になろうと、欲しいもの守りたいもののため、丁寧にお辞儀して剣を抜く、私は私の命令に従うだけなのです。

 

 

取り寄せたタイルサンプルが郵送されてくる。中に使われていた新しいタイプのイケてる緩衝材を見つけてハァハァしていて、緩衝材という言葉や漢字のフォルムもかっこいいので緩衝材になりたいと思うも絶対に緩衝材を気遣われる側なので無理そう。
最近作業中に手を切ることが多くて絆創膏を取りに救急箱を漁ってたら「絆創膏税払え」などと言われる。なんで現場に出てないやつが一番絆創膏つことんねん、確かに。

 

人は結局、他人の不幸見に来てるらしいですよ。確かに芸術の中ですら他人の不幸に対して簡単に拍手して、綺麗だとかかっこいいとか言うものね。他には下を見て安心しにくる奴、自分に置き換え打開策をみにくる奴、まあなんでもいらっしゃいだがかっこつけなのでそこそこ良いものに仕上げとくんでいつでも寄っておいでな、と言えるまでに私はあと20年かかりそうです。じゅくすぞ。