06222020

 


7:30起床。母親がリビングで叫んで遅刻してることを知った。昨日吐き気の中寝たおかげで、食欲なし。朝ごはんを短縮。遅刻はなかったことになる。下着で支度。

 


通勤電車でtumblrを眺めることでインプットですよ〜〜と自分に言い聞かせるのが日課になってる者でして、今朝見つけたこれ

 


“これからどんどん生長しても、 少年たちよ、容貌には必ず無関心に、 煙草を吸わず、お酒もおまつり以外には飲まず、 そうして、内気でちょっとおしゃれな娘さんに 気永に惚れなさい----太宰治

 


に妙に腹が立った私は思ったんですが、おしゃれな〜娘さんに該当しない人たちについて想像したことはありますか。スポットが避けたであろう場所に光を当てたとて、闇の量は変わらないってことご存知でしたか。それよりビッチとかメンヘラとかいう呼称を与えられた女の子たちが好きなだけ晒し上げられたあとどこへ行くか知ってますか?

 


人は'病気ですね'と言われないと気をつけるきっかけを見つけられない。気が付かない間は、ガソリンの減らない自動車に乗って永遠にアクセル踏んでるのと同じ。右も左も見る暇なく、自分を知ることも、他人を見据えることもなく、簡単に衝突する。それを勝手に事故や故障とみなされて、来年にはそんなこともあったねと噂され、生身も記憶も言葉通り死んでゆく。直せもしないくせに壊れたみたいな言い方すんなって、取り返しのつくうちに怒っていいんだよ。

 


私は目一杯人を侮辱しようと思ったとき'かわいそう'と口にすることを知った。わたしに'かわいそう'と言われた人の顔が今でもはっきり思い出される。空き巣に偶然出くわしたような表情。土足でガツガツ入られて通帳の入った棚に手を伸ばされるけど驚きで身動きできないみたいなあの表情。光も音も温度もなくなる最悪な魔法。あの時私はその人にとって立派な強盗で犯罪者だった。

 


曲を作れても、踊りを踊れても、私は言葉を選びたいです。

'かわいそう'と'あいしてる’を使う頭と口が同じなことにまだまだ納得いかなくっても

言葉はほとんど飾りなので、記憶は筆で描かれた方が喜ぶと知っていながらも

私は言葉を選びますね、ごめんね〜